走ってる最中ってのはそれ自体死ぬほど楽しいってことなんだよ

アドレナリンだか何だか知らねえがそんなもんはどうだっていいんだよそんなよーわからん目に見えんよーなもんあろうがなかろうがどっちでもいいんだよんなもん知るかボケ

でもな、楽しいんだよ

そらもうアホみてえによ

くっそ楽しんだよ　ゾクゾクするくらいにな

それだけははっきりわかんだよ

だから走ってんだよ

だから明日もまた走るんだよ

ンギモッヂィイイイイイイイイイイイイ～

お前がそう思ったんならそれはもう正解なんだから、

さっさとその地面蹴飛ばして蹴飛ばして、お前の行きたいところに行けよ

今すぐに

振り払え、振り払っちまえってんだンなボロ雑巾は

そいつらは何にもしたくねえぞ、

何にもしたくねえから、お前にしがみついて何かしてるふりをしようとしていたいんだよ

ボロ雑巾のふりしてでも、生きてると錯覚したいんだよ

でもそれは逃げだ、ちっとも前に進んじゃいねえ

むしろ呼吸すらしてねえんだよそいつらは

そのバケツの底に沈んでるそいつらが息吸いに上がってくんのはな、

てめえがそっから上がって呼吸するのを見てからなんだよ

だからもうシカトしろ、そんなもんは

んでお前は生きろ、

上がってこい、

そして呼吸しろ

クソッタレと叫べ、

遥か彼方まで叫べ

遥か彼方まで走れ


暗雲の向こうには晴天が広がり

闇夜の向こうには暁光が広がっている


お前はそこまで

走っていけよ

そいつに同調するな

耳を傾けるな

お前から顔をそむけるな

剣を突き立てるのをためらうな

つじつま合わせるために生きてるわけじゃねえんだよ

人は

分かるだろ

つじつま合わせたらあとはその地面蹴っ飛ばしてつっ走るためにつじつま合わせてんだろうが

おう蹴っ飛ばして走るぞ　蹴っ飛ばして

ぶっ飛ばして走るぞ　ぶっ飛ばしてよ

砂埃巻き上げて走るぞ何千メートルも先をよ

何万メートルも走るぞ　何億キロメートルも先をよ